皮膚科のジェネリック医薬品

水虫や火傷などの病気から、肌荒れなどの美容に関する症状まで。今や皮膚科を受診する理由は、病気だけではありません。女性の皮膚科医が経営する美容皮膚科も増えており、皮膚科はこれまでよりも、私たちに身近な存在となってきています。

皮膚科で処方されるジェネリック医薬品にはどんなものがあるのでしょうか。もしかしたら、あなたがいつも使っている薬も後発品に変更できるかもしれません。


水虫治療薬のジェネリック医薬品

水虫の症状に対して処方される内服薬として、ノバルティスファーマの「ラミシール錠125mg」があります。水虫といえば市販の塗り薬を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、医療機関で爪水虫の治療を受ける場合は、より強力な飲み薬を利用するのです。主成分はテルビナフィン塩酸塩で、薬価は202.9円となっています。

ラミシール錠のジェネリック医薬品としては、沢井製薬や東和薬品などから発売されている「テルビナフィン錠125mg」などがあります。薬価は86.2円で、先発品との差額は116.7円です。後発品に変更すると、かなりコストを抑えられそうですね。


ニキビ治療薬のジェネリック医薬品

ニキビによる肌荒れが気になる人には欠かせないのが、大塚製薬の「アクアチムクリーム」です。ニキビにさらっとしたクリームを塗ると、一晩でも十分な効き目を実感できます。アクアチムクリームは、細菌の増殖を抑えることにより、殺菌の効果を期待できる外用薬です。主成分はナジフロキサシンで、薬価は41.1円となっています。

アクアチムクリームのジェネリック医薬品としては、ポーラファルマから発売されている「ナジフロクリーム1%」などがあります。薬価は31.3円で、先発品との差額は9.8円と、それほどコストに差がないようです。


保湿薬のジェネリック医薬品

皮脂欠乏症など乾燥の症状に処方される、保湿効果のある「ヒルドイドローション 0.3%」は、マルホ株式会社から販売されています。淡いピンクの容器に入っていて、ローションだけでなくクリームや軟膏のタイプもあります。その保湿効果から、美容に感心の高い女性からも人気を博しているようです。主成分はヘパリン類似物質で、薬価は25.3円です。

ヒルドイドローションのジェネリック医薬品としては、日医工から発売されている「ビーソフテンローション0.3%」などがあります。薬価は10.1円で、先発品との差額は15.2円です。化粧水のようなさらっとした使い心地から、後発品であるビーソフテンローションをより好んで使う方も多いようです。


院内で対応できない場合は処方せんで

患者がジェネリック医薬品を希望しても、院内に後発品を置いていないクリニックでは、後発品への変更を対応できない場合があります。そんな時は、医師に相談して院外処方せんを発行してもらいましょう。処方せんを近くの薬局へ持って行けば、薬をジェネリック医薬品に変更してもらうことができます。

皮膚科で処方される先発品のうち、いくつかをピックアップしてジェネリック医薬品と比較してみました。コストにかなりの差が出る薬もあれば、先発品とは使い心地がまったく異なるものもあるようです。あなたもいつも使っている薬をジェネリック医薬品に変更したいならば、医療機関で処方を受ける際に、医師と相談してみてください。