婦人科のジェネリック医薬品

女性が利用するクリニックといえば産婦人科ですが、最近はお産とは別の症状を診る「婦人科」や、「レディスクリニック」といった表記をする医療機関も増えてきました。妊娠以外の症状にお悩みの女性でも受診がしやすくなり、医師やスタッフが全員女性というクリニックでは、異性になかなか話しにくい症状でも相談できるよう配慮がなされています。

婦人科で処方されるジェネリック医薬品にはどんなものがあるのでしょうか。もしかしたら、あなたがいつも使っている薬も後発品に変更できるかもしれません。


不妊治療薬のジェネリック医薬品

「そろそろ子どもが欲しい、と考えているのになかなか妊娠できない……」そんな不妊の症状に、排卵誘発剤が処方されることがあります。もしもこれまでに、月経の5日目から5日間連続で服用する薬を処方されたことがあれば、それは富士製薬から発売されている「クロミッド錠50mg」かもしれません。クロミッド錠は、脳下垂体に作用して卵胞刺激ホルモンと黄体刺激ホルモンの分泌を促し、卵胞を成熟させて排卵へ繋げます。主成分はクロミフェンクエン酸塩で、薬価は108.3円となっています。

クロミッド錠のジェネリック医薬品としては、「クロミフェンクエン酸塩錠50mg」などがあります。薬価は68.3円で、先発品との差額は40円です。高額な費用のかかる不妊治療、少しでもコストを下げたいならジェネリック医薬品を利用するという手もあります。


低用量ピルのジェネリック医薬品

生理不順や月経前症候群の症状の緩和に使われる低用量ピル。生理の悩みや避妊のために、服用したことのある女性も多いのではないのでしょうか。もっともポピュラーな低用量ピルである、バイエル薬品の「トリキュラー21/28」の主成分は、レボノルゲストレルとエチニルエストラジオールです。

トリキュラーは自費薬のため、患者が購入する際の金額は医療機関ごとに異なります。相場にかなりばらつきがありますが、1シートで4000円前後が平均的な金額なようです。効果を得るために毎日飲み続けなければいけない薬ですが、何か月も服用する際に経済的なコストが気になります。

トリキュラーのジェネリック医薬品としては、富士製薬の「ラベルフィーユ28錠」などがあります。こちらも自費薬のため金額は医療機関ごとに異なりますが、1シートで2500円前後が相場のようです。トリキュラーと比べると相場がかなり低いのが分かります。


膣炎治療薬のジェネリック医薬品

なかなか人に相談しにくい症状ですが、カンジダなどの原因による膣炎を発症してしまった場合は早めに婦人科を受診しましょう。膣内に使用する錠剤として、バイエル薬品の「エンペシド腟錠100mg」があります。主成分はクロトリマゾールで、薬価は61.9円です。

エンペシド膣錠のジェネリック医薬品としては、富士製薬の「エルシド腟錠100mg」などがあります。薬価は31.5円で、先発品との差額は30.4円です。ジェネリック医薬品にすると、ほぼ半額になります。

婦人科で処方される先発品のうち、いくつかをピックアップしてジェネリック医薬品と比較してみました。不妊治療や月経の悩みなど、思った以上にお金のかかる婦人科の受診。少しでもコストを下げるため、後発品を利用してみてもいいかもしれません。あなたもいつも使っている薬をジェネリック医薬品に変更したいならば、医療機関で処方を受ける際に、医師と相談してみてください。