市販薬のジェネリック!?「PB商品」とは

ジェネリック医薬品とは、普通は医師から処方してもらう医療用医薬品(処方薬)に対して使われる言葉です。ただし市販薬にも「プライベートブランド」という形で、ジェネリックに似た商品が多く出回っています。


ドラッグストアのPB商品とは?

最近ドラッグストアに行くと、見慣れた薬よりもかなり低い価格で似たような薬が売られているのを目にする機会が増えました。それらはPB(プライベートブランド)商品と呼ばれる、ドラッグストアの独自ブランド商品であることがほとんどです。 ちなみに通常のブランド商品は、対比する意味合いで「NB(ナショナルブランド)」と呼ばれています。

有名なところでは、マツモトキヨシの「MK CUSTOMER」や、イオン系列の「ハピコム」、スギ薬局の「エスセレクト」などがあります。

薬のみならず、最近では大手チェーンのスーパーでも、自社ブランドの食品が安い値段で売られるようになりました。こうしたPB商品は値段が安い上、最近では大手メーカーと提携することで品質も向上していますので、消費者にとって非常に魅力的です。

たとえば大手製薬会社の風邪薬は、およそ3~5日分で2,000円前後するところを、MK CUSTOMERの「パイロンMK錠」なら1,500円前後で買うことができます。処方箋の必要な薬のジェネリックとは異なりますが、「既に出ている有名商品と類似しており、しかも安い」という意味では、PB薬は市販薬のジェネリックと呼べるのかもしれません。


PBの薬はちゃんと効くのか?

消費者にとって気になるのは、やはり薬の効果です。いくら値段が安くても、しっかり効いてくれなければ結局はムダ遣いになってしまいます。

実際ひと昔前のPBは、値段を低く抑えられる無名のメーカーに製造を依頼することが多く、「PBの薬は効かない」という話も一部で広まっていました。しかし最近では大手製薬会社との提携が増えたため、NB商品と変わらなくなったといわれています。たとえば前述したMK CUSTOMERの「パイロンMK錠」は、塩野義製薬が製造している商品です。

さらに、消費者からの声をすぐに商品に反映させたり、独自の工夫を加えやすかったりする点もPBのメリットです。そのあたりも、まさにジェネリックに似ているといえるでしょう。 もちろん市販薬といえども薬ですから、PBであれNBであれ、国の認可を受けたものしか販売されていません。

ただしドラッグストアとしては、PB商品の在庫は店で抱えることになるため、全力で商品を推奨することが多いのも事実です。その関係で、消費者がNB商品を選択する余地が狭まってしまうというデメリットがあるといわれています。

とはいえ最近のPB商品には高品質なものが増えたのも本当ですので、特にこだわりのない人は一度使ってみるといいかもしれません。中にはNB商品よりも優れたものもあるといわれており、このあたりもジェネリック医薬品に似ているといえそうです。