ジェネリック医薬品の治験ボランティアとは?

「治験ボランティア」という言葉を聞いたことのある人も多いのではないでしょうか?現在、国内の治験ボランティアといえば、そのほとんどがジェネリック医薬品のテストのために募集されています。


どうやって参加するの?

ジェネリック医薬品の開発では、先発薬との同等性を確認する「生物学的同等性試験」がおこなわれます。抗がん剤など副作用の大きい薬の場合は、その病気の患者さんが対象となりますが、そうでない薬の場合は一般の健康な人が治験に参加することが通常です。その参加者のことを「治験ボランティア」といいます。

ボランティアといっても、報酬は発生しますので、アルバイト感覚で参加する人が多いものです。ただし名目的にはボランティアのため、報酬から税金が引かれることはありません。

参加者の募集は、大学病院や、治験センターという施設などでおこなわれています。実際は紹介制が多いようですが、ネット上などで募集要項を公開していることもありますので、条件に合ってさえいれば成人なら誰でも応募が可能です。

住んでいる都道府県名と「治験センター」のキーワードで検索すると、センターのサイトが出てくるはずです。募集中の治験についてチェックしてみましょう。ただしネット上には、ユーザーからお金をとって治験を紹介するサイトもありますので、利用しないよう注意してください。


どんなことをするの?

一般的な生物学的同等性試験では、先発薬とジェネリック品を、一定期間を空けてそれぞれ投与します。血液検査で、それらの血中濃度の差を調べるという流れです。頻繁に採血をおこなうことになりますので、注射が苦手な人には厳しいかもしれません。

治験は通院でおこなえるものもありますが、基本的には泊まり込みになります。期間中は、他のボランティアの人たちと共同部屋で、原則としてベッドの上で安静にして過ごします。

正確なデータを出すために、食事は厳しく管理されることが多いようです。持ち込みは厳禁とされますので気をつけましょう。喫煙や飲酒もできませんし、治験中は外出も制限されます。

ただし、PCや漫画などの娯楽は充実しており、DVDやゲームなどを貸し出す施設が多いようです。もちろん自分のノートPCや携帯ゲームなども持ち込めますので、ぜひ暇をつぶせるものを持参したいところです。食事もわりと美味しく、採血が多いために栄養のある内容となっています。

気になる報酬は、治験によっても異なりますが、1日1万~15,000円の間が相場です。ある程度の期間、拘束されても問題ない状況の人にとっては、治験ボランティアは良い仕事として人気を集めています。

守秘義務があるため、治験後は何の治験に参加したかを公表してはいけないことになっています。興味のある方はぜひ治験センターのサイトをチェックしてみましょう。